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精神疾患で休職中の人が、職場復帰前にできること~リワークプログラム~ | かたくなさをゆるめる

精神疾患で休職中の人が、職場復帰前にできること~リワークプログラム~

精神障害

Tさん、体調はいかがですか?

はい、うつ病がだいぶ良くなってきました。

最近では、週に5日外出することができています。

なるほど。それではそろそろ、リワークを開始してみませんか?

リワークって何ですか?

リワークとは、「return to work(職場復帰)」を省略した言葉です。精神疾患で休職している人を対象に、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を行うプログラムです。

例えば、自分の認知の偏りに気づく認知行動療法のワークがあったり、オフィスワークの練習をしたりします。

休職をして病状が回復しても、職場へ復帰すると、以前はできていたことがスムーズにできないなど、休職前と同じ業務をこなすことが難しい場合があります。

職場に復帰する前に、リワークでリハビリを行うことで、そうしたずれを少しでも小さくしてから戻ることができます。

リワークの意義


リワークでは、休職をして療養する生活から、職場へ社会復帰するまでの準備を行うと同時に、認知行動療法などの心理プログラムなどを通して、就労を継続するためのスキルを高める意味もあります。

リワークプログラムの参加条件

誰でも参加できるわけではありません。例えば、下記のような条件があります。

  • 主治医からリワークの許可が下りている
  • 生活リズムが安定している、症状が落ち着いているなど、日常生活が支障なく送れている
  • 復職や、再就職を目指している
  • ルールを守って、周囲の人と協調して過ごせる

他にも、週3日以上通所できる、週5日の通所が80%できる、週5日休まず通所できる、など、細かい条件は提供場所によって異なりますので、ご確認ください。

リワークプログラムの提供場所

医療機関や地域障害者職業センターなどの公的機関、企業内で実施する職場リワークなどがあります。

医療リワーク

精神科や心療内科などの医療機関で行われ、精神科デイケア、精神科ショートケア、などがあります。医師や看護師、精神保健福祉士、作業療法士、など、様々な専門職が関わり、再休職の防止を目指します。

費用は一部自己負担ですが、健康保険の適用と、自立支援医療制度を利用することができます。

自立支援医療制度について、詳しくはこちら↓

自立支援医療受給者証(精神通院医療)の取得方法
自立支援医療受給者証(精神通院医療)の取得方法、取得体験談をお伝えします。
職リハリワーク

地域障害者職業センターで行われ、職場復帰支援(リワーク支援)の名称で、リワークカウンセラーが、休職者と雇用会社、主治医の三者合意を支援し、3か月程度の各種プログラム、リハビリ出勤等を通して、スムーズな職場復帰を目指します。例えば、会社と復帰時の職務や職場環境について提案や助言をしてくれたり、ストレスの対処法を学んだりします。

参加要件は、雇用保険適用事業所の従業員であること、その企業に必ず復職をすることです。また、雇用保険財源事業のため、公務員は対象外となります。

費用は基本的に無料です。ただし施設によっては有料の場合もあるため、ご確認ください。

地域障害者職業センターについて、詳しくはこちら↓

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職場リワーク

内部に医療機関や専門部署がある企業や役所で、職場復帰のリワークを行います。

対応している場所が限られているので、ご確認ください。

リワークプログラムの内容

提供場所によって内容は異なりますが、

  • ストレスマネジメントや認知行動療法、マインドフルネスやアサーションなどの心理プログラム
  • ソーシャル・スキル・トレーニング(SST):職場で遭遇しそうな場面をロールプレイング形式で行い、その場にふさわしい振る舞いを考え、実践するプログラム

などが挙げられます。

気になった方は、お近くのリワークを探して、見学に行ってみることをおすすめします。

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